【体験談】オーストラリア留学1日目でホームシックになった話。「7ヶ月」の予定を「3ヶ月」に変えた理由

現地生活
気持ちが沈んでいる留学生のイメージ
Photo by cottonbro studio on Pexels

「留学したらホームシックになるって聞くけど、実際どんな感じなんだろう」「今まさに寂しくて、しんどくて、誰にも言えずにいる」——そんな気持ちでこのページにたどり着いた人もいるかもしれません。今回は、私がオーストラリアに留学して実際に感じたホームシックについて、正直な話をします。留学系の記事はきれいにまとまったノウハウが多いですが、今回はノウハウよりも「同じ気持ちの人に寄り添えたら」という思いで、ほとんど体験談だけで書いています。もし今つらい最中なら、最後まで読まなくても大丈夫です。ただ、「自分だけじゃない」ということだけでも伝わればうれしいです。

ホームシックは、なぜあんなに苦しいのか

留学では、言葉・食事・気候・人間関係・生活リズムなど、当たり前だったものがほぼ一気に変わります。頼れる相手も、勝手がわかる場所も、日本にいたときのようにはありません。「なんとなく寂しい」のではなく、自分を支えていた土台がまとめて外れるような感覚に近いと思います。だからこそ、最初の数日で一気に気持ちが落ちるのは、性格や強さの問題ではなく、環境の変化として自然なことなのだと思います。

POINT

ホームシックで気持ちが落ちるのは、性格が弱いからではありません。支えていた土台が一気に変わる、環境の変化への自然な反応です。

留学して数日、気づいた「言葉が通じない」という現実

長時間のフライトを終えてオーストラリアに着いたときは、緊張と時差ボケで、正直あまり深く考える余裕もありませんでした。ホームシックが襲ってきたのは、留学して3日目、体感的にはほぼ1日目のことです。ホームステイ先のリビングで、受け入れ家族がわいわい楽しそうに話しているのを見た瞬間、何を言っているのかまったくわからない自分に気づきました。同じ空間にいるのに、会話に入れない。誰も悪くないのに、自分だけが取り残されているような感覚でした。日本では当たり前だった「言葉が通じる」ということが、こんなに心強いことだったのかと、そこで初めて実感しました。

渡航前は「最初は大変でも、そのうち慣れるだろう」くらいに軽く考えていました。だから、たった1日目でここまで気持ちが沈むとは、自分でも予想していませんでした。もし今、留学したばかりで同じように「思っていたのと違う」「こんなはずじゃなかった」と感じているなら、それはあなたが弱いからではなく、誰にでも起こりうることだと、当時の自分に伝えたいくらいです。

賑やかに会話するホストファミリーのイメージ
Photo by Kampus Production on Pexels

一人になった夜、涙が止まらなかった

その日の夜、部屋で一人になった瞬間に感情が溢れました。日本にいる友達に電話をかけて、電話越しに大泣きしました。誰かに聞いてもらいたかったし、日本語で話せる相手が欲しかったのだと思います。ただ、家族に電話したときは、心配をかけたくなくて、なんとか泣かずに堪えました。今思うと、あのときは家族より友達の方が弱音を吐きやすかったんだと思います。

「心配をかけたくない」という気持ちは、優しさでもあり、少し苦しいものでもありました。誰かに本音を話せる相手がいるだけで、あの夜は救われた気がします。もし今、家族には心配をかけたくなくて我慢してしまっている人がいたら、友達や、留学先で出会った他の留学生など、少し距離のある相手にだけ本音を話す、というのも一つの方法だと思います。無理に一人で抱え込まなくて大丈夫です。

夜、窓の外を見つめる一人の人物のシルエット
Photo by Nothing Ahead on Pexels

「7ヶ月」の予定を「3ヶ月」に変えた

正直に書きます。渡航前は7ヶ月留学するつもりで、周りにもそう伝えていました。でも、このホームシックを経験してから、期間を3ヶ月に変えました。当時は「弱いから」だと思っていましたが、今振り返ると、あれはあれで自分を守るための決断だったと思っています。無理に7ヶ月を貫くことだけが正解ではありません。

期間を短くすると決めたときは、正直ホッとした気持ちと、周りに何と説明しようという気まずさが半々でした。「7ヶ月って言ったのに」と思われるんじゃないか、途中で諦めたと思われるんじゃないか。そんな不安もありました。でも、帰国してから振り返ると、誰もそんなふうには思っていませんでしたし、むしろ「よく頑張ったね」と言ってくれる人がほとんどでした。期間を変えることは、失敗でも中断でもなく、自分に合った形を選び直しただけなんだと、今は思っています。

POINT

留学期間を短くするのは、失敗でも中断でもありません。自分の心を守るための、立派な選び直しです。

電話で辛い気持ちを話す様子
Photo by RDNE Stock project on Pexels

3ヶ月目、少しずつ英語が聞こえるようになった

3ヶ月目に入った頃から、少しずつ英語が耳に入ってくるようになり、簡単なコミュニケーションが取れるようになりました。ただ、正直に言うと、それでも「帰りたい」という気持ちが完全に消えたわけではありません。英語がわかるようになったからといって、寂しさが一瞬で消えるわけではないんだ、というのが実感でした。

それでも、1日目のときのような「何も伝わらない絶望感」は確実に減っていました。ホストファミリーの会話に少しずつ相槌が打てるようになり、聞き取れる単語が増えていく感覚は、小さいけれど確かな支えになっていました。ホームシックが完全になくなることと、前に進めるようになることは、必ずしもイコールではないんだと思います。

時期 状態
1日目 ホストファミリーの会話に入れず、言葉の壁を痛感
1日目の夜 友達に電話して大泣き。家族には気丈に振る舞う
渡航前〜直後 7ヶ月の予定を3ヶ月に変更
3ヶ月目 英語が少しずつ聞き取れるように。ただし帰りたい気持ちは残る

同じように感じているあなたへ

もし今、留学先で同じような孤独を感じているなら、無理に「楽しまなきゃ」「前向きにならなきゃ」と思わなくて大丈夫です。当時の私に、こうしていたら少し楽だったかもしれないと思うことをいくつか挙げてみます。

  • 無理に元気なふりをしなくていい。つらいときは、つらいと誰かに言葉にして伝えるだけでも気持ちが軽くなります。
  • 同じ立場の留学生を探す。語学学校や留学プログラムには、同じようにホームシックを感じている人が必ずいます。話してみると、自分だけじゃないとわかって少し楽になります。
  • 小さな「いつも通り」を作る。日本の音楽を聴く、日本語の本を読むなど、ほんの数分でも自分がホッとできる時間を作ってみてください。
  • 「帰りたい」と思う自分を否定しない。その気持ちは弱さではなく、環境が変わったことへの自然な反応です。

今だから言えること

ホームシックは、時間が経てば本当に和らいでいきます。英語も、最初はまったく聞き取れなくても、耳が慣れてくるので必要以上に心配しなくて大丈夫です。それでも、どうしてもつらいときは、期間を短くする、一時帰国するなど「逃げる」という選択肢があってもいいと思っています。当時の自分にも、そう伝えてあげたいです。

今振り返って思うのは、あの1日目の孤独は「自分がダメだから」感じたものではなく、環境が変わればほとんど誰にでも起こることだった、ということです。当時は自分を責める気持ちが強かったですが、同じように悩んでいる留学生は他にもたくさんいます。無理して一人で抱え込まず、友達や家族に弱音を吐いてもいいし、期間や環境を変える選択をしてもいい。そう思えるようになったのは、留学を終えて時間が経ってからでした。

よくある質問

Q. 留学のホームシックはいつ頃なりやすいですか?
A. 私の場合は渡航してすぐ、ほぼ1日目でした。人によって差はありますが、環境に慣れる前の最初の数日〜数週間で強く感じる人が多いようです。

Q. ホームシックがつらいとき、留学期間を短くするのはありですか?
A. 私自身、7ヶ月の予定を3ヶ月に変えました。無理に当初の予定を貫くことだけが正解ではなく、自分の心を守るための選択として十分ありだと思います。

Q. 語学の壁はいつ頃楽になりますか?
A. 私の場合、3ヶ月目あたりから少しずつ聞き取れるようになりました。ただし、聞き取れるようになっても寂しさが完全になくなるわけではありませんでした。

Q. ホームシックで誰にも相談できないときはどうすればいいですか?
A. 家族には心配をかけたくなくて話しにくいこともあると思います。私の場合は、少し距離のある友達に電話をして本音を話すことで救われました。留学先で出会った他の留学生に話してみるのも、同じ経験をしている分、気持ちが軽くなりやすいと思います。

まとめ:時間が解決するし、逃げてもいい

留学1日目で味わった「言葉が通じない」という孤独は、今でもはっきり覚えています。でも、時間が経つにつれて英語にも環境にも少しずつ慣れていきました。今つらい思いをしている人に伝えたいのは、時間が解決してくれるということ、そして無理に予定を貫かなくても、期間を変える・一時的に離れるという選択肢を取っても大丈夫だということです。

最後に

この記事を読んでいる今この瞬間、留学先で一人、スマホを見ながらつらい気持ちを抱えている人がいるかもしれません。その気持ちは、決しておかしなものでも、弱いことでもありません。あなたと同じように感じて、それでも少しずつ前に進んだ人が、少なくとも一人います。焦らず、自分のペースで大丈夫です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました