「留学するならどこの国がいいんだろう」——留学を考え始めると、まずぶつかるのがこの悩みだと思います。

うさこ
留学するならオーストラリアとニュージーランド、結局どっちがいいの?

ひろ
実は僕、高校2年生でオーストラリアに3ヶ月(ホームステイ)、大学ではニュージーランドの4年制大学に進学して卒業と、2つの国・2つの留学スタイルを両方経験してるんだよね。だからこそ分かる違いを、正直に比較して話すよ。
この記事では、両方の国を経験したからこそ分かる、それぞれの良かった点・大変だった点を正直に比較して、目的別にどちらが向いているかをまとめます。
1 オーストラリア留学の特徴
オーストラリアは多民族国家で、外国人に対して優しい雰囲気があります。
街中でもいろんな国の人がいて、英語もいろんなアクセントのものが聞こえてくるので、多様な英語に触れられるのは大きな魅力でした。
特定の国の人だけでなく、世界中から来た人たちと自然に関わる機会が多いので、「英語圏に来た」という感覚だけでなく「世界のいろんな国の人と話している」という感覚を持てたのは、オーストラリアならではの経験だったと思います。
一方で大変だったのは、日本人の留学生が多いことです。
日本人同士で固まってしまうと、つい日本語に甘えてしまう場面が出てきます。
せっかく留学しているのに、気づけば日本人グループで過ごす時間が長くなってしまう、というのはオーストラリア留学でよく聞く悩みでもあります。
また、いろんな国の人が話す英語は発音の癖も独特で、教科書通りのきれいな英語だけでなく、様々なアクセントを聞き取る力が自然と鍛えられる反面、最初のうちは聞き取りにかなり苦労することもありました。
ホームステイについては、受け入れに慣れすぎているホストファミリーだと、どうしても「ビジネス感」が抜けない場合があります。
留学生を受け入れることに慣れているぶん対応は手慣れているのですが、家族の一員というよりはお客さんとして扱われている感覚が強くなることもありました。
ここは良くも悪くも当たり外れがある部分で、事前にどんな家庭かを完全に見極めるのは難しいというのが正直なところです。
オーストラリア留学中に経験したホームシックについてはこちらの記事で詳しく書いています。
2 ニュージーランド留学の特徴
進学した大学が極端に田舎にあったこともあり、勉強に集中するには非常に向いている環境でした。
周りに遊べる場所があまりないので、必然的に勉強へ意識が向きやすくなります。
誘惑になるようなものがそもそも少ないので、「勉強するしかない環境に身を置く」という意味では、本気で英語力や学位を身につけたい人にとってはむしろ理想的な環境だったと思います。
その反面、大学の外に人間関係が広がりにくく、友達関係が大学内だけで完結してしまう感覚がありました。
田舎であるがゆえに、大学の外に出て新しいコミュニティに参加するという機会自体が限られていて、意識して行動しないと交友関係の幅が狭くなりがちです。
アルバイトを見つけるのも簡単ではなく、そもそも英語を話せる外国人を雇う需要自体があまりない地域だったため、仕事探しには苦労しました。
都市部であればもっと選択肢はあったと思いますが、田舎の大学ならではの難しさとして実感した部分です。
実際のバイト探しの様子はこちらの体験談にまとめています。
3 比較表
| 項目 | オーストラリア | ニュージーランド |
|---|---|---|
| 雰囲気 | 多民族で外国人に優しい | 落ち着いていて静か |
| 英語環境 | 多様なアクセントに触れられる | 比較的落ち着いた英語環境 |
| 勉強への集中しやすさ | 誘惑が多く人による | 田舎で集中しやすい |
| 友達関係の広がり | 日本人コミュニティに偏りがち | 大学内で完結しやすい |
| アルバイトのしやすさ | 都市部なら見つけやすい | 地域によっては需要が少なく難しい |
4 目的別:どちらがおすすめか
POINT
本気で英語を伸ばしたい・学位を取りたいならニュージーランド、まずは留学というものを体験してみたい・入門的に試したいならオーストラリアがおすすめです。
オーストラリアは、多様な人・英語に触れながら留学生活そのものを体験する「入門編」に向いていると感じます。
一方でニュージーランドは、周りの誘惑が少なく勉強に集中せざるを得ない環境なので、本気で英語力を伸ばしたい人や、学位取得を目指す本格的な留学に向いています。
もう少し具体的に言うと、「留学ってどんな感じなんだろう」「まずは海外生活を経験してみたい」という段階の人にはオーストラリアが向いています。
多民族国家ならではの刺激や、都市部での生活のしやすさは、初めての留学の不安を和らげてくれる部分でもあります。
逆に「本気で英語力を伸ばしたい」「学位取得のためにしっかり腰を据えて勉強したい」という人には、誘惑が少なく勉強に集中できるニュージーランドのような環境が向いています。
ただし、その分友達関係やアルバイトの面では意識的に行動しないと機会が限られる、という点は覚悟しておいた方がいいと思います。
5 留学先を選ぶときに大事にしたい軸
2つの国を経験して感じたのは、「どの国が優れているか」ではなく「自分が留学に何を求めているか」で選ぶべきだということです。
多様な人と関わりながら海外生活そのものを楽しみたいのか、勉強に集中できる環境に身を置きたいのか。
この軸をはっきりさせておくと、国選びで大きく後悔することは少なくなると思います。
また、都市部か田舎かという環境の違いも、留学生活の充実度に大きく影響します。
都市部は誘惑もある分、友達関係やアルバイトの機会は作りやすく、田舎は勉強に集中しやすい反面、意識して行動しないと世界が狭くなりがちです。
国そのものだけでなく、「都市部か田舎か」という軸も合わせて考えることをおすすめします。
6 よくある質問

うさこ
英語がほぼゼロの状態でも、いきなりニュージーランドに行っちゃっていいの?

ひろ
全くできないなら、まずはオーストラリアみたいな多民族で外国人に優しい環境で留学の雰囲気に慣れる方がハードルは低いと思う。ある程度英語の土台ができてから、ニュージーランドみたいな環境でガッツリ伸ばすのがおすすめかな。

うさこ
田舎の大学だと友達関係が狭くなりやすいのは意外だったな。

ひろ
そうだね。勉強に集中できる分、意識して大学の外にも出ていかないと人間関係が狭くなりがちだから、そこは事前に知っておいた方がいいポイントだと思う。

うさこ
結局どっちが「正解」ってわけじゃないんだね。

ひろ
うん、どっちも良さがあって、どっちも大変な部分がある。自分が留学に何を求めてるかをはっきりさせてから選ぶのが、一番後悔しない方法だと思うよ。


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